「金は天下の回りもの」
「金に糸目をつけない」
「金が物を言う」
「金の切れ目が縁の切れ目」
・・・・・などなど。
お金にまつわることわざは数多くありますが、
そもそも私たちにとってお金とはいったい何でしょうか?
広辞苑で「金(かね)」を引いてみると
貨幣としての黄金など。と書いてあります。
さらに「貨幣」を引いてみると:
商品交換の媒介物で、価値尺度・流通手段・
価値貯蔵手段の3つの機能を持つもの。
本来はそれ自身が交換されるものと等価な商品で、
昔は貝殻・獣皮・宝石・布・農産物など、のちに
貨幣商品として最も適した金・銀のような貴金属が
漸次用いられるようになった。
広義には、本位貨幣のほか、法律によって
強制通用力を認められた信用貨幣をも含めていう。
と書いてあります。
私たちの先祖は、元々は物々交換によって、
自分が欲しい商品を手に入れていたのですが、
それでは自分が欲しい商品があっても、
自分の商品を相手が欲しがらなければ
取引は成立しません。
取引が成立する相手を探すのにさぞかし
苦労したことでしょう。
貨幣によって「価値尺度(決済機能)」が
統一されていれば、誰でも値段さえ折り合えば
取引ができるのです。
貨幣により、「流通手段(流通機能)」の選択肢が
広がり、実際に商品が動かなくても取引が可能になりました。
また、農産物などは冷蔵庫や冷凍庫の無い時代ですから、
保存性が悪いのでせっかく収穫しても腐らせてしまう
こともあったと思います。「価値貯蓄手段(蓄財機能)」
として貨幣を使うことにより、より安定した生活が送れます。
後に貯蓄や投資により、金利を生むことも可能になりました。
「お金」って本当に私たちの生活を
便利にしてくれているんですね。感謝。
<まとめ: お金の3つの機能>
1. 決済機能 2. 流通機能 3. 蓄財機能
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