そのため、いずれ炉は壊れる運命にあったそうです。そしてなによりも面倒なのが、使用済み核燃料です。一つの炉当たり、年間1トンできるそうです。現在、原子炉脇のプールに保管したり、六ヶ所村に一時的に保管しているそうですが、危険きわまりない状態にあるそうです。
しかも、 六ヶ所村の施設は、欠陥工事があり、そろそろ満杯状態になるとも聞いております。 使用済み核燃料と核廃棄物の最終的引き受け手は、日本国内に現れないでしょう。 原子力は、いまのところ人間が扱うことができるほど研究が進んでいないようです。
原子力の持つ課題に取り組んできた熊取六人衆たちにその研究を期待しましょう。原子力の課題に目を背けてきた御用学者には無理です。
原子力利用は、原発がすべてではないですし、以前は別として現在は、 原子力安全研究グループとしての研究目的を”原子力災害、放射能汚染など、 原子力利用にともなうリスクを明らかにする研究を行い、その成果を広く公表することによって、原子力利用の是非を考えるための材料を社会に提供する” としている研究者達です。
http://www.rri.kyoto-u.ac.jp/NSRG/index.html

ウィキペディアを僕はあまり信用しませんが、ここには小出先生の経歴を こう記していますね。
開成高等学校を経て、1972年に東北大学工学部原子核工学科卒業。
1974年、 東北大学大学院工学研究科修士課程修了(原子核工学)。
1974年、京都大学 原子炉実験所助手。
これからは石油・石炭でなく原子力の時代、と考えて原子力工学を志したが、 現代の原子力工学における放射線被害に鑑み、途中から原子力発電をやめた ほうがいいと思うようになった。以来、一貫して"原子力をやめることに役に立つ研究"を行っている[2]。 こういう研究も非常に必要と僕は思います。
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